日帰り手術

■白内障手術■

水晶体というレンズの役割をする部分が濁った状態を白内障と言います。

この白内障を除去し、新しい人工のレンズ(眼内レンズ)に入れ替える手術です。

遠近両用眼内レンズ(多焦点眼内レンズ)も扱っております。(選定療養)

 

■硝子体手術■

網膜や硝子体の病気(黄斑上膜、黄斑円孔、硝子体出血など)に対して行う手術です。

 

■硝子体注射■

加齢黄斑変性症、糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症等の病気の治療のために、抗V E G F薬を眼内に注射します。

 

■緑内障手術■

緑内障の進行予防のために、眼圧を下げるための手術です。

当院では白内障手術と同時に眼内に1mm程度のチタン製金属を埋め込む「水晶体再建術併用眼内ドレーン挿入術」と眼内の水(房水)の通路(線維柱帯)を切り開く「流出路再建術(眼内法)」を行います。

 

■レーザー治療■

糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、網膜裂孔等に対する網膜光凝固術

後発白内障に対するレーザー後嚢切開術

緑内障に対する、選択的レーザー線維柱帯形成術(S L T)、レーザー虹彩切開術 

 

■その他■

翼状片、眼瞼下垂、内反症、結膜弛緩症、霰粒腫、眼瞼腫瘤などの手術も対応可能です。

 

※病状によっては大学病院などのより高度な施設へ紹介させていただく可能性があります。


当院における白内障手術の流れ

①来院〜手術決定まで

 視力、眼圧、眼底検査等の眼科一般検査を行います。白内障の状態・程度、白内障以外の疾患の有無などを確認して、手術が必要であるかを判断します。

 眼底検査の際は散瞳剤の点眼を用いて、瞳孔を大きく広げて検査をします。散瞳剤を用いた検査の後は4〜5時間程度目がぼやけて見えにくくなったり、光を眩しく感じます。散瞳剤の効果が切れれば元に戻りますが、効果には個人差があります。

 手術が必要であると判断された場合は、手術の日程を決めていきます。当院は水曜日午前が手術日となっております。両眼手術をする場合は1〜2週間後に反対の目の手術を行います。

②術前検査

 手術のために必要な検査(角膜内皮細胞数、眼軸長等)を行います。眼内レンズの度数決定のためにも必要な検査です。

 また血圧、心電図、血液検査(肝炎などの感染症検査を含む)の全身検査も行います。治療中ではない別の異常が見つかった場合には内科等を受診して頂きます。

③手術当日

 手術当日は手術予定時間の1時間前に来院して頂きます。手術開始1時間前から15分おきに散瞳剤の点眼をします。

 手術30分前にリカバリールーム(手術前後の控え室)に移動し、術衣へ着替えて、体温・血圧測定を行います。

④手術

⑤手術終了後

 手術終了後はリカバリールームで15分〜30分程度休憩し、特に問題がなければ帰宅となります。